
滋賀大学学芸学部 附属小学校・附属中学校 旧東浦校舎 思い出再現
プロジェクトFについて
附属旧東浦校舎の変遷
大津駅近くの大津市東浦石野町(現在の末広町)にあった古い木造校舎は、1909年(明治42年)に建築されてから、1965年(昭和40年)に学校が膳所錦(昭和町)校舎に移転するまで約57年間存在しました。旧東浦校舎は、滋賀県女子師範学校の校舎、 寄宿舎として始まり、続いて附属小学校として34年間、後に併設された附属中学校として18年間、それぞれの教室、講堂、体育館として使用されました。膳所錦(現在の昭和町)への移転後、校舎建物は壊され、跡地は大津駅前土地区画整理事業により、ビルや交差道路面に変容して、今では大津駅前の小さな公園の片隅にある石碑に文字が残るだけです。
同窓生の想い
木々の緑に囲まれ、溌剌とした生徒たちの元気な声が響く学び舎、大津駅前の賑わい、校門前の小さな文房具屋、塔のある幼稚園、瓦屋根の裁判所などの周囲風景は、今でも旧東浦校舎卒業生の心の中に懐かしい記憶として残っています。
月1回の昭和35年度中学卒業同期生の集い「湖畔クラブ」では、旧東浦校舎での生活や出来事の話題になるといつも盛り上がります。手書きの校舎・教室配置図面などを作成して、当時の記憶を呼び起こし議論してきました。
そこで、もっと旧東浦校舎の歴史や資料を調べ、建物・校庭などの正確で詳細なイメージ再現に取組もうという機運が高まってきました。
旧東浦校舎・再現チーム「プロジェクトF」の結成
同期生の旧東浦校舎への強いノスタルジーに応えるべく、昭和35年度附属中学校卒業生・有志4名が立ち上がり、「滋賀大学学芸学部 附属小学校・附属中学校 旧東浦校舎再現プロジェクト」を結成し、「附属」の「F」から<Project F>と名付けました。ロゴも作成し、再現図面、画像、ホームページなどに表示することにしました。
<Project F>チームは、作業に適したスキルを持ち合わせたメンバーで、4名が、推進係、建築図面係、CG制作係、Webデザイン係を担当 ・連携してこの企画の作業を進めました。
イメージ再現の作業

旧東浦校舎 校門付近
